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そう聞えるや、全軍、なすことを知らず、早くも逃散ちょうさんする兵さえ続出した。丹羽長秀は、信孝と謀はかって、ひとまず大坂城へもどり、五日の夜、ふいに信澄を襲って、これを千貫櫓せんがんやぐらで刺し殺してしまった。――打ち洩らされた信澄の部下の少数は京都へ奔はしって、直ちに明智軍に投じた。
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