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茅町かやちょうから上野へ出て、須田町行きの電車に乗る。埃ほこりがして、まるで夕焼みたいな空。何だか生きている事がめんどうくさくなる。黒門町からピエロの赤い服を着たちんどん屋の連中が三人乗り込んで来る。車内はみんなくすくす笑い出した。若いピエロが切符を切って貰っている。青と紅のだんだら縞の繻子しゅすの服で、顔だけは化粧をしていないので、なおさら妙だ。
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