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ekdv-590終電を逃し家に泊めてあげたら普段は真面目な部下が就業中の姿からは全く想像もできないビッチな姿を見せつけてきた宮沢ちはる夏子はあどけない巻舌になって云った。学校の往還ゆきかえりに――すべての物が白雪に掩おおわれている中で――日の映あたった石垣の間などに春待顔な雑草を見つけることは、私の楽みに成って来た。長い間の冬籠ふゆごもりだ。せめて路傍の草に親しむ。といわんばかりに……。「定石にそんなのはないよ」
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